2005年12月12日

カラー

カラー


私達の生活には色が密接に関わっています。
すべてのものには色がついていますね! 当たり前のようにその中で生活をしているので、色についてさほど意識をしてないのがほとんどだと思います。

もしも、色が白と黒しかなかったらと考えてみると、改めて色の多さに気づきます。
あなたの家にはどんな色がありますか? キッチンにはどんな色が使われてますか? お皿の色は...リビングは...寝室は...と部屋ごとの色をチェックしてみましょう。

色には不思議な力があります。
住宅にあてはめてみると、カーペットの色を変えたり、カーテンの色を変えたりするだけでお部屋が涼しく感じたり、広くみえたりと色から受ける影響はとても大きいです。ですから、色をうまく私達が使うことができると、食事を美味しくしたり、居心地がいい空間をつくれたりすることができるのです。


○色の感じ方には下記のようなものがあります。

寒色系 暖色系 軽い色 重い色 膨張色 収縮色 柔らかい色 硬い色
派手な色 地味な色 明るい色 暗い色

○インテリアの色彩を考える時に重要なのはその部屋の機能と目的に合わせて考えることが大切です。


★★★ リビング ゆったりとくつろぐことができる空間に!

お客様を通す部屋でもありますので、ソフトな印象になるようにまとめるといいです。
観葉植物の自然なグリーンの色等も取入れると心が休まります。


★★★ キッチン 食事が美味しくて楽しい空間に!
                  
料理が美味しくみえて、食欲を増進させる色合いを使ってみましょう。

★★★ 寝室

疲れを癒す場所なので、ゆっくりと休める空間に!  
リラックスでき、沈静できる色を用いるといいです。。


★★★ 子供部屋 明るく、楽しく勉強できる空間に!  

勉強が集中できるような色の組み合わせをしましょう。



それでは。いくつかの色の特色をみていきます。



○赤系 

赤は元気のでる色といわれています。
赤をインテリアに取り入れると、部屋全体に活気をもたらせてくれます。
彩度の高い赤はシャープなので、直線的にではなく、曲線的に使うと際立ちます。
柔らかみが出て、ソフトな感じになります。
スタンドなどライトと組み合わせて、陰を作るようにするとお部屋全体に立体的な奥行きが出せます。その際には白熱灯を使うようにしましょう。 蛍光灯だと赤が紫がかってしまい不健康なイメージになっていしまいます。

暖色系なので冬場に使うといいです。
赤は暖かみを感じる色なのでクッションやソファーカバー、カーテン等に取入れて使ってみましょう。
そうすることで、寒い冬でも家の中は暖かい印象になります。

赤色の部屋にいると30分しか経ってないのに、1時間近くも経ったように感じます。
このように人の心理に様々に働く色、時間の感覚にも大きく影響しているようです。
店舗等で赤をインテリアにとりいれているところは、これらの効果を利用して回転率をあげようとしているからです。

食欲を刺激して食べ物を美味しく感じさせる色でもあります。
料理を美味しくしてくれる赤なので、ぜひ食卓へ取入れてみて下さいね。



○オレンジ系 

オレンジ色はキッチン等に使うといいです。
新鮮さや若々しさなどのイメージを出すことができます。
ストレスがたまった時等は気分を爽快にしてくれる色でもあります。
テーブルクロスやランチョンマットをオレンジにするだけで、食欲が湧いてきます。

オレンジに暖色系の色を組み合わせると、さんさんと日に照らされた大地のような暖かみをだすことが出来ます。観葉植物のグリーンの色を加えると、柔らかさも出てきます。
また、白やブルー等もいれると、サンタフェ風のイメージになります。

オレンジ色の白熱灯

リラックス効果に優れ、人間の自律神経系統に作用して、食欲を引き起こすと同時に消化を良くすることが、実験で確かめられています キッチン等は白熱灯を使うと食事が美味しく感じます。


○黄色系 

黄色の色は光に近い色です。
人の目には、前方に飛び出して近く大きくみえます。
注意を喚起する標識に世界中で使われているのが黄色の色です。
JIS(日本工業規格)では黄色の色は注意を表す色に規定されています。

黄色には「希望・幸福・健康・欲求」を象徴する外交的なイメージが強く、明るくて目を引くだけに広く使われています。ニューヨークのタクシーが「イエローキャブ」、 日本ではタウンページなどに使われています。

明るくて、華やいだ気分にさせてくれます。
膨張色でもあるので、黄色の面積が多いと光ってみえるので、疲れてしまいます。
お部屋に使う場合は、他の色を組み合わせてつかうといいです。男の子の部屋で低学年であれば、ブルー系に黄色を入れると元気な印象のお部屋になります。



カラー

○緑系

緑色は心に安らぎと調和をもたらしてくれる色です。
目にも美しく見え、気分をリラックスさせてくれます。
インテリアで使う場合は、自然の植物の色を取入れるといいです。
部屋の広さに合わせて、観葉植物をバランスよく配置しましょう。




○紫系

高貴な色といわれています。
高級感を出したい時のインテリアに取入れてみて下さい。

柄物は使わずに、同系色の濃淡を使って組み合わせると大人の雰囲気を出すことができます。
淡いピンク系を入れると柔らかさと甘さがでます。



○白系

白の部屋にするとシンプルにまとめることができます。
黒を入れると、モダンになり、木の素材を入れると、ナチュラルな雰囲気を出すこと ができます。
又、濃いめのブラウンと組み合わせると、お洒落で洗練されたイメージにすることができます。
ビビットな色をアクセントに使うと、印象強いお部屋になります。

お部屋全体を白ばかりにすると、目が疲れてしまい、殺風景になってしまいますので、 生成色を組み合わせると柔らかさを出すことができます。 また、お部屋をすっきりした印象に見せることができ、広々とした感じをもたらしてくれます。



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Posted by つかやまひろみ at 13:00│Comments(0)インテリア
 
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