行事ごとの本って結構、固かったりきっちりしていて、難しいそうな印象ありますよね。
この本はそうでないのです。
沖縄の家庭なら1家に1冊は持っていたほうがいい本かも・・・
読んでいると以外にも知らないことがいっぱい。
日常生活で習慣化されていることから、意味がわからずただ、行なっているということも多いことに気づきました。
どこの家庭の台所にも祀ってある ヒヌカン についてわかりやすく解説しているので、以下を抜粋しました。
ヒヌカンってどんな神様?
ヒヌカンの歴史は古く、琉球の時代から続いてきたといわれています。
もともとは台所にあった「かまど」そのものを大切にして祀っていたものが、各集落や家々でかまどをかたどった3個の石を祀るようになりました。
ヒヌカンのことを別名「ウミチムン(御三物)」と呼ぶのですが、それはその3つの石のことを指しているのだそうです。
現在では、台所に、陶製の香炉、水、塩、花木を添えてる形が一般的になっています。
沖縄では仏壇よりも古くから信仰され、とても親しまれてきた存在です。
ヒヌカンを祀り管理するのは、一家の主婦です。
家族の健康や病気快復・旅行の安全・厄介いなどを祈願したり、家族の喜びごと・入学・就職・結婚など、家庭でことあるごとに御願して報告します。
それぞれの家のヒヌカンは、それぞれの家の神なので、そこの家族以外の人は拝みません。
ヒヌカンには「神の住民票がある」といわれています。
例えば、子供が産まれた場合は、まず始めにヒヌカンに出産の報告をします。また、拝所や仏壇、お墓など、色々な御願をする時にも、最初にヒヌカンを拝み、あいさつをします。
ヒヌカンは「お通し所」としての役目も果たすそうです。
「お通し」とは、御願する目的に遠くて行けないような場合に、他の場所から御願してその願い・祈りを「お通し」してもらうことです。
ヒヌカンは、今の感覚で言えばパソコンのようなもので、「家庭内の帳簿付け」もすればインターネットのように、ほうぼうの神々とアクセスすることもできるのです。
もちろん、海外の神々ともアクセスできるので、留学中の息子の安全も家のヒヌカンから祈願できるわけです。
(御願ブックより)
なるほど~と・・・
ヒヌカンには、1日・15日に手を合わせる習慣があります。
ちゃんと忘れずにやらねばですね。
ちなみにヒヌカンは、実家の台所から灰を分けてもらい自分の家庭にも作ります。
そして、子供が結婚していくと、また実家から分けていくのです。代々伝わる灰なのです。
沖縄の方にはお薦めの本です!!
では本日もたのしみましょ。。。
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