仕事とは、どのような業種でもお客様をどのように感動させて、喜ばせるのかということが基本になると、私は考えています。
そこで、私がお店をしていた時の話を少し致しましょう。
10坪と満たない小さな店舗でしたが、私にとっては、始めての独立したお店。まさに自分のお城のようなものです。
一人で経営をしながら、日々来店するお客様に満足してもらえるには。。。と常に考えている毎日でした。
最初にとった行動は、お買い物をして頂いた方は、名前、住所、電話番号を記入していただくということを徹底して行ないました。
そこで、バースデー企画を行なったのです。
しかし、バースデー企画はどこのお店でもやっているサービスの一環です。
頭をひねり、海外からバースデーメールが届くシステムを思いついたのです。
外国にいる友人を通して、輸入業を行なっていましたので、早速お願いをしたのです。
表はすべて英語。中の手紙は日本語です。
来月誕生日の方は、今月の初めにまとめていったん外国に送ります。
宛名書きもすべてこちらで行ないます。
外国に着いた封書に切手のみを貼って、友人は送るだけ。
この消印が外国というのがポイントです。
来月誕生日の方に、その月の初めに届くように送るのです。
このはがきを持参した方は、割引になるというもの。
この方法は、とてもお客様にインパクトを与えるものとなりました。
すぐにお店の名前も覚えていただき、手紙のお礼をわざわざ伝えに来る人が続出したのです。
お客様も外国に知り合いがいないのに不思議で「なんだろう?」とワクワクしながら、開封していたようです。見た目も会社が送っているという雰囲気を出さず、すべて手書き。
各お客様も家族で、この手紙が届くことで色々なエピソードがあったようです。
とても手間のかかる方法ではありますが、この方法が2年絶つと、お客様は毎年待ち遠しく誕生日を待っているという状況が出てきたり、「海外からエアメールが届くお店ね」ということが広がっていったのです。
あるお客様の話ですが、お店に来た事のない方が、その方のお友達で何かの話になり「ねぇ~山内の方にあるエアメールが届くというお店知っている?そこにいってみたいのだけど」ということを聞いて、大喜びで、報告をしに来てくれたこともありました。
お客様がお客様を連れて、お店の説明をするという光景を何度もみて、とても感激したものです。
とにかく喜ばせたい!感動させたい!という気持ちが、色々な発想を生み出します。
その思いが相手にも必ず伝わるのです。
お店を閉めて、かなりの時間が過ぎていますが、最近その当時のお客様にお会いする事が度々あったり、独立をして私がやっていたお店を参考にお店を出したりということの報告をいただく時には、とても嬉しいですね。「とても素敵なお店だったよね」といってくれるので、やってて良かった~と思う瞬間です。
また、お店を経営していた経験から、このようなお話を皆様にお伝えできる事ができるのですから。
さぁ!皆さんは自分のお店、会社のお客様にどのような感動を考えていますか。
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